作品

02.駒沢の家

竣工年 2014年5月
所在地 東京都世田谷区
用途 専用住宅
構造 木造
建築面積 34.16㎡
延床面積 90.65㎡ 
共同設計者 Dimple Architects
構造設計者 多田脩二構造設計事務所
施工 (株)木心
撮影 石田 篤

駒沢公園に近接して立つ住宅。狭小敷地でいわゆる10坪ハウスである。

敷地北側には三階建てアパート(南側に向かってバルコニー)で、南側にも住宅が隣接して必ずしも環境の良い場所でないが、クライアントの要望としては狭いながらも明るく外部を感じることができる住宅であった。

そのためにまずは二階のダイニングから続くスノコテラス、屋上にはルーフバルコニーといった屋外空間を用意し、外部への広がりをつくると同時に建物全体をルーバーとスノコですっぽりと覆ってしまうことを考えた。ルーバーによって拡散された柔らかい光が二階へ、更にスノコを介して淡い光が一階へと落ちてゆく。
ルーバーはお隣さんへの目隠しとしてや面格子として防犯上の機能性も併せ持ち、建て込んでいる都市部の住宅地でも最大限、プライベートな外部空間を感じることができる住宅を目指している。